進行内容：
（１）エフエイトスタジオのプレゼンテーション
（２）モデルメイク風景の見学
（３）EOSムービーによる動画撮影のデモンストレーション（15秒CM）
（４）スチール撮影会〜児島カメラマンによる説明
（５）動画編集デモンストレーション
※当日は3Fスタジオ使用中につきスタジオ見学は見送りとなりました

ニッシャエフエイト若手ホープの岡本さんが進行をご担当。
スタジオスペックについてのご紹介からスタートです。

フォトグラファーはエフエイトスタジオの児島さん、
モデルは美咲さん、そしてヘアメイクはマリアさんこと橋本さんです。

まず最初はモデルさんのメイクルームへ。
モデルさんを前にみなさん緊張気味だったのかなかなか質問が出ませんが、
気がつけば橋本さんの人柄と軽快なトークに引き込まれて
話は次第にメイク講座になっていました。

モデルさんの準備が整ったら動画撮影へ。
撮影は Canon の EOS 5D MARK3 を使用し、スチールと動画撮影は
これ一台で全て行います。（通常のテレビCMは一秒間に約30フレーム。
EOS 5Dmk3は最大60フレームで撮影できるので２分の１のスロー映像に
することが可能、と岡本さん）。

続いてスチール撮影。
運営側で予め用意しておいた化粧品ポスターデザインに差し込む表情を、
複数のパターンでカメラに納めていきます。
参加者はペアを組んでフォトディレクション。
それぞれがイメージする表情を指示していきます。

最初はクールなカット。風でなびく髪の風合い調整がなかなか難しい様子です。
仕上がりのレイアウトと照らし合わせながら撮影は繰り返されます。
長いストレート髪をなびかせるためにブロワで様々な角度から風を当てるのですが、
美咲さん、この間寒さにグッと耐えてます。

次のカットは打って変わって明るく可愛らしい表情。
ピントは「目元」。オートフォーカスではなく寸分狂わぬ巧みのピント合わせを
行ったら「引き」で撮影が始まります。
ハイライトが気になるのでフィルターをかませてもうワンカット。これで
一気に質感が上がり表情が印象的に。
タッチペンを使って巧みに行われるレタッチ作業を、一同静かに見守っています。

さて、ポスター制作の傍ら、動画編集は同時進行です。
動画の編集には Adobe Premiere を使いますが、この動画編集には
大きく分けて２つの工程があり、これも実演を交えながら解説していただきます。

（1）オフライン編集
撮影した動画をタイムライン（時間軸）に組み込んでいく作業。
音声などもここで当て込みます。
エフエイトさんではこの時premiereというソフトを使用されていました。

（2）オンライン編集
オフラインで使いどころが決まった映像の加工や補正等を行います。
また、テロップやスーパーインポーズといった要素もここで画像に挿入します。
After effectsというソフトでテロップにアニメーションを付け加えたり
映像を加工して、最終的にタイムラインに戻して完成させます。

そしていよいよ上映会。あらかじめ用意された独特のナレと流行の音楽に
映像が乗せられた15秒CMの完成です。スーパースロー効果で髪のなめらかな動きを表現。
映像は少しずつオーバーレイさせており、これは最近流行りの表現とのこと。
ハイライトの調整、コントラストなどを巧みに操ったCM映像が短時間で完成しました！

最後はニッシャエフエイトスタジオ菊池代表からのご挨拶。

「いいものを作りたい！という精神で、お客様に提供する価値をいかに上げるか
ということを大切にしている。オーダーされた価値を越えれば感動に変わる』」

ご参加いただいた若いクリエイターたちは終始賑やかながらも真剣な表情でした。
この日の学びを現場に持ち帰り、日々の業務で臆する事なく力を発揮してくれることを
願っています。みなさまご協力誠にありがとうございました。